生理のたびに不調が起こるわけ

生理のたびに不調が起こるわけ

生理は、毎月女性の身体に現れます。そのたびに「吐き気がする」「身体がだるい」「お腹が痛い」といった症状に悩まされていると、日常生活に支障をきたしてもおかしくありません。

症状の現れ方には個人差がありますが、痛みで寝込んでしまう女性もいるので甘く見てはいけないのです。ひどい痛みを覚える女性の中には、病気のサインとして月経痛が起こっているケースもあります。

ここでは、どうして生理中に不調をきたしてしまうのか理解して、自分に合った対処法を見つけましょう。

痛みや不調を感じるのはどうして?

月経痛について説明する前に、生理のメカニズムについておさらいしておきます。

女性の体内では、子宮内膜が厚くなる→妊娠しないと剥がれ落ちるということが毎月行なわれているのです。そのメカニズムについて、女性ホルモンの動きと一緒に更に掘り下げていきます。

1.月経期
プロスタグランジンというホルモンの作用により、子宮内膜が収縮する→不要になった内膜が剥がれ落ちる→体外へと排出される

2.卵胞期
エストロゲンという女性ホルモンの分泌量が増す→卵胞が成熟し始める

3.排卵期
プロゲステロンという黄体ホルモンが卵巣を刺激する→卵巣から卵子が飛び出す

4.黄体期
卵子は子宮へと運ばれる→プロゲステロンの分泌が増加→妊娠の準備をするために子宮内膜が厚くなる

では実際に、どうして月経時に痛みが生じるのか見ていきます。

プロスタグランジンの分泌が過剰になる

妊娠が成立しなかった場合、プロスタグランジンというホルモンが分泌されて子宮内膜が剥がれ落ちます。子宮内膜を排出するためには、子宮を収縮させなければいけません。

プロスタグランジンの作用すると、子宮が収縮する仕組みになっていて血液と一緒に内膜を排出しやすくするのです。しかしプロスタグランジンの分泌量が多すぎると、子宮が過剰に縮こまり痛みを引き起こしていしまうというわけ。

子宮が未発達

生理痛は、子宮が未発達な10代~20代前半の女性によく現れます。子宮が十分に成長していないと、子宮口が狭く硬いため、スムーズに血液を押し出せません。

そのため、強く子宮を収縮させて内膜の排出を促すのです。子宮がギュッと縮こまるので、痛みを感じてしまいます。

冷えや血行不良も原因

エアコンがガンガンに効いた部屋に長時間いると、身体が冷えてしまいます。身体の冷えは血行不良を引き起こして、血の巡りを悪くするのです。身体に負担がかかると、正常な働きができずに痛みが生じやすくなります。

ストレスや疲れも良くない

精神的なストレスや疲れが溜まると、自律神経が乱れて女性ホルモンのバランスも崩してしまいます。ホルモンが不必要に分泌されたり足りなかったりするので、身体への不調に繋がります。

思い出して痛くなるケースもある

一度ひどい生理痛を経験すると、生理=痛いというイメージが強く残ってしまいます。その結果、痛みに対する記憶や嫌悪感、不安感が強くなり再び同じような症状が起こってしまうのです。

子宮の異常が隠れているかも

子宮内膜症や子宮筋腫という疾患にかかると、月経痛が重くなる場合があります。いつもよりひどい痛み、急激な経血量の増加などの異常が見られたら、一度婦人科で診てもらってください。早期発見が、早期治療に繋がりますよ。

PMSも要注意

PMSは、月経前症候群とも言い月経の3~10日の時期に5~8割の女性に起こる不調です。主な症状は、以下の通りです。

・イライラしやすい
・涙もろくなる
・不安感が強くなる
・肌が荒れやすい
・不眠症状が現れる

PMSになるのは、女性ホルモンの変動が関係しています。月経前に不調を感じるなら、PMSの可能性大です。