生理のしくみについて学ぼう

生理のしくみについて学ぼう

女性のからだでは、毎月妊娠に備えて子宮内膜が厚くなります。妊娠が成立しないと子宮内膜は不要になって、血液と一緒に剥がれ落ちます。それが生理の仕組みです。

学校の保健体育の授業で、生理について学んだことでしょう。しかし大人になるにつれて、記憶や知識があいまいになっている女性がいるかもしれません。

自分自身の身体を大切にするために、生理の仕組みについて改めて学びませんか。特に生理痛がきつくて悩んでいる女性なら、なおさら知らなければいけません。

実は、生理痛が「かなりひどい」もしくは「ひどい」と感じている女性は全体の30%近くいると言われています。さらに「我慢できる程度の痛みがある」と答えている女性を含めると、全体の8割近くにも上るのです。

あなた自身やあなたの身近で、毎月起こる身体の不調で悩んでいるという人が少なくないはずです。他人事ではないので、しっかりと月経について理解しておきましょう。

毎月出血する理由

女性のからだは、約一ヶ月に一回、卵巣から卵子を排出します。これを、排卵といいます。排卵すると、赤ちゃんを受け入れる態勢を整えるために子宮内膜が厚くなるんです。

子宮内膜が厚いと、赤ちゃんを強い衝撃から守ることができます。

しかし妊娠が認められなかった場合、子宮内膜は不要となるので体外へと排出。これが毎月、出血する仕組みです。

月経と女性ホルモンの関係

排卵や月経サイクルには、2種類の女性ホルモンが関わっています。それは、卵胞ホルモン・エストロゲンと、黄体ホルモン・プロゲステロンです。

エストロゲンの分泌量が増えると、排卵が始まります。また排卵から生理の始まりまでに、プロゲステロンが多く分泌されていると分かっているのです。

月経周期について復習しよう

月経周期には、①卵胞期②排卵期③黄体期④生理の4つがあります。

①卵胞期・・・エストロゲンの分泌が増えて、子宮内膜が厚くなる
②排卵期・・・成熟した卵胞から卵子が排出
③黄体期・・・排卵が黄体に変わる→プロゲステロンが分泌され子宮内膜が厚くなる
④生理・・・女性ホルモンの分泌が減る→子宮内膜が剥がれて体外へ排出される

女性の体内では、毎月①~④を繰り返しているのです。

正常な生理周期は、25~38日です。女性ホルモンのバランスが乱れると、臭気も乱れるので注意が必要。生理不順の女性は、ホルモンバランスが乱れている可能性が高いと言えます。

基礎体温をつければ自身の月経周期が分かる

「基礎体温をつけないとダメだよ」と保健の先生や母親から、言われたことはありませんか。基礎体温とは、朝目覚めた直後に測る体温を指します。

リラックスした状態で、寝起きのベッドや布団の中で測るのが基本です。

基礎体温をつける目的は、
・月経周期を知るため
・次の生理日を予測するため
・ホルモンバランスが正常かどうか確認するため
などが挙げられます。

基礎体温をつけてみて、低温期と高温期の区別ができる、低温期と高温気の体温に0.3度以上の差がある、高温気が10日以上続くなどが確認できたら正常に女性ホルモンが分泌されていると分かります。

低温期と高温期について

低温期と高温期は、そえぞれ約14日間です。月経が始まると、体温が下がって2週間低温期が続きます。排卵すると、体温が上昇しその後2週間高温期が続きます。

つまり、排卵日は低温期と高温期の間にあると考えられるのです。

もし低温期が続いている場合、排卵が起こっていない可能性があります。排卵を伴わない向排卵月経という病態もあるので、気になる方は一度病院で診てもらいましょう。